2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

再会の夜2



「久しぶりだな。」
玄関のドアを開けると、そこにはあの人の変わらない笑顔。
そうね、少しぎこちない笑顔を浮かべて、わたしはあの人を迎え入れた。
胸が張り裂けそうなほど、ドキドキ緊張している。
「どう・・・したの?・・・・突然・・・・」
あの人が振り返る。
「・・・・逢いたくなった・・・」
「え。」
一瞬わたしの動きが止まった。




あの人は不意にわたしを抱きしめると、どうしていいか分からないわたしの唇を奪った。
「んっ・・・・んんっ・・・」
あの人の舌がわたしの唇を割って入ってくる。
それだけでわたしの身体から力が抜け、代わりにゾクゾクと快感が這い上がってくる。
あの人の手がわたしの背中を撫でる。
わたしもそれに合わせるように身体をくねらせ、
わたしの身体は熱く蕩ろけていく。
「んふっ・・んはっ・・・んんっ・・・」
甘い吐息を吐きながら、あの人の動きに合わせる。
あぁぁ、別れたはずなのに・・・
こんなにもわたし、待っていたんだわ・・・
ふと現実がわたしの中に蘇る。
「ダメよ・・・」
精一杯の虚勢と理性であの人を振り払う。
わたしの身体は酔いかけた快感を突然奪われて、悲鳴を上げそうになる。
「・・・ごめん。」
あの人が一瞬、傷ついた表情を見せた。
どうしてそんな顔をするの?
わたしはそれに気づかなかったふりをする。
「・・・食事、まだでしょ?・・・よかったら、どう?」
わたしはダイニングにあの人を誘う。
あの人の好きだった料理とワインを並べておいた。
「うん、頂くよ。」
あの人が慣れた動作で椅子に座った。
2年前、別れる直前までそうしてあの人はそこに座っていた。
わたしが料理を作るのを、後ろから抱きしめて邪魔して、
お料理できないわと言うのをそんなのはいいからと
ダイニングテーブルにわたしを押し倒して、服を脱がせることもなく求め合った。
aepron2-a (38)

別れてから幾度となくそれを思い出して、
何度わたしは身体を熱く濡らしただろう。
そう、今夜だって。
あぁぁ、今もあの人がそこからわたしの背中に熱い視線を送っている・・・そう思うだけで。
わたしの蜜壺からは熱い淫液が溢れてくる。
立っていられなくなるほどに。
さっきのキスも。
あの人の手の熱さも。
わたしの身体はもういつでもあの人のために開かれている。
あぁ、どうしてさっき、拒絶してしまったのだろう。
こんなに求めているのに。

わたしたちは無言で食事をした。
何か話してしまったら、すべての均衡が崩れてしまうと分かっていたから。
だけど。
もう元には戻れないとわかっていたけれど。
それでもやっぱりあの人に抱かれたくて。
ほんの一瞬の夢でもいいから。
そう思ってあの人の瞳を覗き込んだとき、
あの人もそう思っているのがわかった。
わたしたちは無言で立ち上がり、その場で求め合った。
ただ唇を奪い合い、もどかしく服を脱いだ。
ダイニングの床に脱ぎ捨てられた洋服は、この2年間のわだかまりだったのかもしれない。
「んっ、あぁっ、んんっ・・・」
あの人の手が強くわたしの乳房を掴んだ。
わたしの下腹部にあの人の欲棒が熱く押し当てられる。
それだけでわたしの太腿はヌルヌルと溢れ出した淫液で濡れそぼる。
「はぅッ・・・アァッ・・・」
あの人の指は性急にわたしの淫裂をまさぐる。
十分に濡れているのを確認すると何も言わずにわたしの右足を抱え上げた。
あぁぁ、こんなところで・・・・こんな格好で・・・・・
わたしの身体の奥で燃えさかる欲情が、芳香を放つ淫猥な蜜となって溢れてくる。
あの人の欲棒が力強く、わたしを掻き分けて入ってくる。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ・・・・・」
久しぶりの感覚に全ての時を越えた気がする。
「ううっ・・・」
あの人の声がわたしの耳に届いた。
「あぁぁ、ダメッ・・・イッチャウ・・・・」
「いいよ、イッテモ・・・」
そして、あの人が繰り返しわたしの名を呼んだ。
「あぁぁぁぁ、いいぃぃぃぃぃぃっぃぃ・・・・」
わたしの脳裏で真っ白い爆発が起こった。
sex4-a (39)


リビングのソファであの人はまだわたしの中にいた。
「んんっ、んあっ、んっ、ふっ・・」
わたしは身体の一番奥を抉られながら、快感の波に漂っている。
グチュグチュとイヤらしい粘液の音がわたしの喘ぎ声の合間に静かな空間を満たす。
わたしの身体が薄いバラ色に上気している。
あの人はその身体を眺め、ゆっくりとした腰の動きをやめない。
溢れる快感にわたしはまた登り詰めそうになる。
だけどあの人はわたしをイカセテくれない。
登り詰めそうになると、スッと腰を引いて、わたしから快感を取り上げる。
あぁぁ、ダメ・・・・もう・・・・そんな・・・・
そんな駆け引きも、あの頃のまま。
あぁぁ、このまま時間が止まればいい。
sex3-a (78)

「いいよ・・・あぁぁ・・・いい・・・」
あの人が囁くようにわたしの名前を呼ぶ。
「ん・・・ん・・・あぁぁ・・・いい・・・」
わたしも譫言のように、応える。
あの人が起きあがって、わたしを抱きしめる。
sex4-a (8)

そしてあの人の欲棒がわたしの奥を力強く擦りあげる。
「あぁぁ、だめ・・・ぁぁ、そんな・・・・あぁぁ・・・だめ・・・・・」
「いいよ、・・・・あぁぁ・・・いい・・・・ぁぁ・・そんなに・・・・んんっ・・・」
あの人の動きが激しくなった。
そのままわたしを押し倒す。
そして。
叩きつけるような腰の動きが、わたしを快感の極みへと押し上げる。
あの人もはぁはぁと息を切らせながら、登り詰めていく。
「あぁぁ、いいっ、イクッ、イクッ・・・・・」
「あぁぁ、イイッ、いいわっ・・・・ソコッ・・・・イイッ・・・・あぁぁ、イクゥゥゥゥゥゥ」
わたしが感極まったとき、あの人の動きも一瞬止まった。
次の瞬間。
わたしの中に熱い飛沫が迸った。

再会の夜は静かに更けていく。





テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

焼けぼっくいに

火がついて。

あなたはこのまま堕ちていくのか。

それとも。

新しい出会いを求めて別れいくのか。

どちらを選んでも、イヤらしい女だ。

激しい…ですね…。


このまま時が止まって欲しい…誰もが願う、真実の瞬間です…


愛し、愛されて燃え上がるまりあさんは、最高に魅力的です…
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

    皆さんのコメントやメールが励みになります。
    お話の感想やリクエストなど、
    お言葉を残してくださいね♪
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
最近の記事+コメント
カウンター
最近のトラックバック
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる