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夫は闘病中 (06)


今日は夫の誕生日。
夫が事故にあってちょうど8ヶ月が過ぎた。
あたしはいつものように施設に出向き、夫を見舞った。

「あなた、お誕生日おめでとう。」
気持ちだけでも、と思って、小さなブーケをベッドサイドに飾る。
「いつもすまない、まりあ。」
夫はいつものように謝った。
「いいのよ。あなた。・・・今週末は、幸弥さんのマンションにお義父さんとお義母さんもいらっしゃるんですって。みんなであなたのお誕生祝いをしましょうね。」
わたしは夫に笑顔で答えた。
「楽しみだね。」
夫は、優しい笑顔を見せた。
「じゃあ、そろそろ、あたし帰るわ。」







夫の部屋を出て、長い廊下を歩く。
院長先生とここの理事長の計らいで、夫の部屋は個室で、静かな環境に置かれていた。
入所料は本当はすごく高いはずなのだけれど、
それも破格に安くしてもらっている。
あたしは玄関とは違う方向に歩き続け、
理事長室のドアをノックした。
「どうぞ。」
若々しい声が響く。
「失礼します。」
「あぁ、まりあさん。」
相好を崩して、理事長があたしを招いた。
「お待ちしていましたよ。」
決して逃がさぬように、あたしの腰に腕を回すと、
さらに奥のドアから、理事長のプライベートルームへと入っていく。
「今日はわたしが言ったとおりの格好をしてきましたかな。」
「・・・・」
あたしは声もなく、頷いた。
「じゃあ、見せてもらいましょうか。」
理事長の声が上ずる。
あたしは、ブラウスを脱ぎ、スカートを足元へハラリと落とす。
清純そうな洋服の上からは想像もできないほどの卑猥な姿が露わになる。
sm3-p (34)-1
「ほほっ、これは・・・。いいですねぇ。」
理事長の顔が好色な中年男の顔になる。
「では、始めましょうか。」

この施設に格安の値段で夫を入所させる条件、
それがコレだった。
あたしは、理事長の獲物になって、週に1度、嬲られる。
夫が知ったらきっと怒る、いや嘆くに違いない。
だけどあたしは。
心のどこかでこの時間を楽しみに待っているのだった。
だから今日も。
こんな格好で夫の前では貞淑な妻を演じながら、
身体の奥を熱くして、この部屋に一歩足を踏み入れた途端に、
淫花から蜜をダラダラと垂らし始めている。
理事長があたしの両手を高く上げさせて、あたしはされるがまま、
貼り付けの標本のように自分の身体を男の前にさらけ出す。
「こんなに濡らして。。。やはり見込み通りでしたね。」
理事長は赤い舌を出してペロリと舌なめずりをする。
その表情であたしがどんなに卑猥な格好なのかがすぐに想像できて、
あたしは恥ずかしさにさらに官能の炎をかき立てられる。
「今日はここからいただきましょうか。」
理事長はあたしの首筋をペロリと舐めた。
「アッ・・・」
熱い舌の感触にあたしの身体が震える。
ジュルジュルと唾液を出しながら、理事長はあたしの首筋を舐め続ける。
「次はこの甘い蜜を味わいましょう。」
屈み込むといきなりあたしの淫壺に舌を当てた。
「ひっ・・・」
思わず甲高い声が漏れる。
「いけませんなぁ・・・ここをどこだと思っているんですか?」
理事長はわざと顔を顰める。
「ここは養護施設ですよ、あなたのご主人が入所なさっている。」
ニヤリと卑猥な笑みを零し、またあたしの秘唇に口づけた。
「くっ・・・・うぅっ・・・」
理事長の嬲り方は優しくて、激しかった。
あたしがどうすれば歓ぶのか、身体をすでに知り尽くしているかのようだった。
いや、
もう何度もこんなことをくり返しているのだもの。
分かり切っているに違いない。
そう。
もう間もなく。
あたしが耐えられなくなって腰を振り、
理事長の淫棒を自らの蜜壺に突き立ててくれと懇願することを見抜かれている。
でも。
あたしは抗えない。
身体が。
あたしの中の女が。
求めている。
男を。
「あぁぁ、もう・・・・ダメ・・・・お願い・・・・ねぇ・・・・」
あたしはついに口にした。
「いつもいつも教えているのに。どうしてできないのですか?」
またしても理事長は大袈裟に首を振りながら顔を顰めた。
「人にものを頼むときには、ちゃんと文章でお願いしないとダメです。」
わかっている。
こんなことではあたしの望むものは与えられないことぐらい。
でも。
せめてそれが貞淑な妻を演じるあたしの唯一の矜持だった。
いや。違う。
もしかしたら。
こうしてさらにいたぶられることが快感を増幅させることを知ってしまったあたしの
浅ましい女の本能なのかもしれない。
理事長の責めはまだ続いていた。
あたしの花芯はすっかり膨れあがり、
あたしの蜜壺の奥は疼きに耐えられず、蜜をダラダラとはき続けている。
あたしの腰はゆるゆると揺らいで男を誘い、
それでも理事長は与えてくれない。
「あぁぁ・・・お願い・・・します・・・・あなたの・・・肉棒を・・・あたしの中に・・・・突き立てて・・・・」
あたしの脳髄が痺れていく。
もう理性は全て失ってしまった。
「イイコだ。」
満足げに理事長が頷き、あたしを降ろした。
ベッドに俯せに寝かされ、お尻を高く掲げられた。
「ぁアァッ、イヤッ・・・」
またしても恥ずかしい格好にあたしは本能で拒絶する。
「そんなことないさ。」
そしてあたしの中に理事長がグググッと入ってきた。
「あぁぁっ、いいっ、あんっ、あんっ、あんっ・・・・」
理事長の腰の動きに翻弄されていく。
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快楽に酔っていると、不意に冷たい感触があたしを襲った。
「い、イヤッ・・・なにッ・・・」
「もっとイイコトしてあげるよ。」
いつもはこのまま理事長が満足して終わりなのに、今日は違っていた。
理事長の欲棒は抜かれないまま、
もう一つの淫穴に何かが押し当てられた。
「コレもすぐに好きになるさ。」
理事長は腰を動かしながら、あたしに快感を与え続ける。
何かはよくわからないけど、
何かがズルズルと入り込んできて、
理事長の動きと相まって、それはたまらないほどの快感をあたしに与え始めた。
「アッ、アッ、アァァッ、アンッ、ダメッ、イヤッ、アッ、アッ、アッ・・・・」
あまりの気持ちよさにどうしていいかわからなくなって、
イヤイヤと頭を振った。
「あぁぁ、いいぞ、まりあ・・・くぅぅぅ・・・たまらん・・・・」
理事長の動きが速くなった。
あたしの頭の中がだんだん白くなっていって、
「あぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっぁっぁぁぁぁぁぁ」
大きな光が爆発したように思った。
「くぅうぅぅぅぅぅ」
理事長の欲棒が一回り大きくなってそれから弾けた。

テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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はじめまして

すごく引き込まれちゃってこのシリーズ一気に読んじゃいました
ドキドキして身体が熱くなってしまいました
私も下手ですが物語を時々書くんです
でもこんなにうまく書けなくて・・・・
女性の書いた小説で身体を熱くさせ感じてしまい恥ずかしいです
この先もそして過去記事も楽しみに読みたいと思います

初めまして。

ruiさん、いらっしゃいませ。

女性の方に読んで頂いて、感想をコメしてもらえるなんて、
感激です♪
それに、感じていただけて・・・よかったです♪

まりあもこのお話を書きながら、
いろんなシチュエーションでいろんな男性に責められるところを想像して
結構自分でも感じてしまっています。

これからもruiさんが楽しんでくださるようなお話を
書いていきたいと思います。

たまには遊びに来てくださいね。
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

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