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We lost our way. (07)


あぁぁ、何だか、ヘンな感じ。
身体中にぞわぞわとまだ快感が残っている。
あの影のような男は・・・吸血鬼?
そうなのかもしれない。
だって、与えられる快感は、これまでに感じたことがないほどだったから。
柏木さんに確かめようかとも思ったけど、
それも少し怖い気がして。
まりあは黙って、柏木さんに案内されるまま、館を出た。
どこに・・・連れて行かれるのかしら・・・?






辿り着いたのは、古い民家。
先ほどの館は少し洋風だったけれども。
ここは、まるで時代劇に出てくる庄屋さんの家みたい。
柏木さんが少しがたつく玄関の引き戸を開けて、中に声をかけた。
「おうよ。」
どこからともなく声がして、
まりあと柏木さんは家の中へ入った。
少し澱んだ空気、薄暗い室内はもう何百年も時が止まっているようだった。
土間を上がると、長い廊下。
一番奥に広い座敷があった。
その中央には、目にも鮮やかな朱色の布団。
そのまわりにはもう何年もそこにそうして座り込んでいるかのような
老人が5人。
座敷の入り口近くで、まりあと柏木さんは腰を下ろした。
すると、白いひげを蓄えた一番年上らしい人が柏木さんに声をかけた。
「その娘か。」
「はい。」
「・・・・あの方には・・・・?」
「ええ、たいそう気に入られまして。」
「ふっ、ふっふっふっ・・・」
満足げに他の4人も声を立てて笑った。
「ならば・・・・」
「はい。」
老人に促されて、柏木さんが立ち上がった。
まりあも立つよう促された。
そして・・・。
「きゃっ。なにっ・・・」
柏木さんがまりあを抱え上げると、
中央の布団へそっと降ろし。
それから。
まりあに覆い被さってきて。
キスをした。
(ダメッ・・・こんなところでッ・・・・)
まりあは柏木さんにイヤイヤをするようにして、
拒絶の意を示したが、
柏木さんは許さなかった。
逆に、まりあのブラウスのボタンを外し、スカートを捲り、
少しずつまりあを乱していく。
(アァァ・・・ダメェェ・・・・)
柏木さんの手がまりあのブラジャーの中に潜り込み、
すでに固くなっている乳首を探り当てるのにそう時間はかからなかった。
指で乳首を転がされ、まりあの身体から力が抜けていく。
瞳の色が淫蕩に溶け始めると、柏木さんはまりあの唇を離した。
「ふぉっふぉっふぉっ・・・」
老人の愉悦に満ちた笑い声。
そしてザラリとした感触がまりあのふくらはぎをよぎる。
「柏木、お前の獲物は、いつも極上よのぉ。」
時代がかった言い方もまりあの理性を麻痺させていくのに十分だった。
「な・・なに・・・あっ、あぁっ・・・」
まりあの両足、ふくらはぎに生暖かい感触が生まれる。
「長老たちを少し、楽しませてくださいね。」
戸惑いつつも快感を感じているまりあにそっと柏木さんが囁いた。
「あっ、あんっ、あぁっ・・・」
柏木さんの手はまりあの乳房を愛撫しながら、器用に服を脱がせていく。
「ん~、いい味じゃ。」
長老と呼ばれる人たちが、まりあのふくらはぎに牙を立て、
あるいは白い二の腕に牙を立て、チュルチュルと熱い血潮を啜っている。
「もっと、もっと激しくせんか、柏木。」
長老たちが柏木さんをせかしている。
「はいはい。わかっていますよ。」
柏木さんはまりあの太腿を抱え上げた。
すでに綻びているまりあの花弁は甘い蜜を滴らせているが、
長老たちにはその淫蜜よりもまりあの生き生きとした血液の方が
滋養もあり、魅力的らしい。
柏木さんは己の肉棒をまりあの秘壺へ押し当てると、
一気に貫いた。
「あぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁあっぁっぁっぁぁっぁぁぁ・・・・・」
影の館での余韻がまだ残る身体に、
異常なシチュエーションでの交歓はひとたまりもなかった。
まりあは一気に登り詰めた。
「むおぉぉぉ、この味じゃ、んーー、たまらん、たまらん」
長老たちは代わる代わるに賞賛の声を上げながら、
まりあの血潮を啜り続けた。

どのくらいの時が経ったのだろう。
まりあはうっすらと目を開けた。
「気が付きましたか?」
柏木さんが少しばかり心配そうな表情で、
まりあを覗き込んでいた。
「・・・あの・・・」
「ええ、もうすっかり大丈夫ですよ。」
柏木さんが微笑んだ。
その笑顔に吸い込まれるように、まりあはまた眠りに落ちた。


テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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