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We lost our way. (03)


「おはようございます。」
何事もなかったかのような朝。
まりあは、少し青ざめた表情で、土井の隣に座った。






その正面には、この屋敷の主、柏木氏。
その奥で、かいがいしく朝食の準備をしているのが、同氏のお内儀とそのご母堂。
昨夜、まりあの前に現れた不遜な陰はどこにもいない。
土井もやや青ざめた様子で、テーブルに付いている。
「昨夜はよくお休みになれましたかな?」
白々しくも聞こえるそのセリフに、まりあは笑顔を浮かべた。
「ええ、とてもよく。」
土井も「僕もです。」と調子を合わせた。
やや顔色の悪い二人と対照的に、柏木氏の表情は若々しく、
軽やかに働く二人のご婦人も、瑞々しく弾むようだ。

「よろしければ、午前中は少しゆっくりなさって、午後からこの村を案内しましょう。」
柏木氏は親切に申し出る。
「ええ、そうですね。」
キャンプへ行くという当初の計画はどこへやら。
まりあも土井もそんなことはもうどうでもよくなっている。
三人でそんな会話をしているうちに、朝食の支度は調い、素朴な家庭料理に舌鼓を打つ。

朝食後、まりあと土井は、二人のために準備された客間へと一旦引き上げた。
「少し身体が怠いのです。」
まりあは土井にそう断って、畳の上に身体を横たえた。
昨日のスポーティカジュアルなスラックスとは違って、
今朝のまりあは、光沢のあるストッキングを穿いて、ふんわりとしたフレアースカート。
そしてまるで生真面目な女教師のように、襟元が詰まった白いシャツブラウス。
禁欲的な格好のクセに、畳に横たわった身体はなぜかとても官能的で、
スカートの裾が膝まで捲り上がって、艶やかなふくらはぎが土井を誘惑する。
「まりあさん、大丈夫かい?」
土井はまりあの近くに寄った。
「ええ・・・大丈夫・・・・」
下から土井を見上げ、気怠げにまりあが答える。
それが合図になった。
土井は、まりあの光沢のあるふくらはぎに自らの唇を寄せると、
赤い舌でベロリと舐めた。
「あぁっ・・・」
まりあが身体を震わせ、喘いだ。
スカートを捲り、太腿まで露わにすると、右足を抱え上げて
ふくらはぎから内腿までを一気に舐め上げる。
土井の唾液が長いラインをそこに加えた。
ヌラヌラと光る唾液のラインは、淫靡だった。
土井がふくらはぎに残る小さな疵痕を見つけた。
そこに歯を当てる。
まだ完全にふさがっていないその疵から、うっすらと血が滲んだ。
土井は歯でストッキングを噛み破ると、直接その傷口に吸い付いた。
ちゅるる、ちゅるる、ちゅるる、ちゅるる・・・
まりあの甘い血液に身体中が燃えるように熱くなった。
さっきまで美しく輝いていたストッキングは、無惨な姿に変わっている。
伝線に沿って、土井は舌を這わせた。
「あんっ、あぁっ、あぁぁぁっ・・・」
まりあの喘ぎ声が部屋中を満たす。
二人はすっかりその新しい刺激に夢中で、客間の入り口の襖が細く開けられたことに気づかない。
「ほほほっ、これはこれは・・・・すっかりあの若い男は・・・」
「イヤイヤ女の方もけっこう・・・」
覗いているのは、この村の長老と言われる面々。
土井がまりあのふくらはぎから内腿へと舌を滑らせると、
まりあの声がさらにいっそう高くなる。
フワリとしたスカートをたくし上げて、肌色のパンティストッキングの上から、
まりあのショーツへ舌を這わせる。
「あっ、ああっ、あっ・・・」
舌の動きに合わせて、切れ切れにまりあが声を上げ、
その度にビクビクと身体を震えさせる。
まりあのブラウスが捲られる。
土井の手が白いまりあの乳房に重なり、その形をグニュグニュと変えている。
白い肌がほんのりと薄桃色に染まり、まりあが全身で喜んでいる様子を伝えている。
「フフフッ」
「クスクス」
「クククッ」
覗き見る長老たちは、高ぶる気持ちを抑えられない。
覗かれていることを知ってか知らずか、まりあと土井は互いの恥戯に夢中だ。
ついに土井がまりあを貫く。
まりあがボロボロになったストッキングを纏わせた脚を土井の身体に絡ませる。
二人で一つのリズムを刻みながら、やがてその動きが速くなり、停止した。


テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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