せっかくまりあさんをデートに誘ったのに、俺はなんて間抜けなんだ。
道に迷うなんて。
いや、でも、何度も行ったことのあるキャンプ場なのに、
何で道に迷ったんだろう。
それに、こんな民家、あのキャンプ場に行く途中にあったっけ?
何だかヘンな気分がして、まりあさんを起こして話してみようと思ったけど、
眠いと一蹴されてしまった。
確かに夜中なんだけど。
それにしても・・・・眠れない。
土井は、何度目かの寝返りを打った。
隣の布団では、まりあがスウスウと安穏な寝息を立てている。
警戒心がないというか、俺は信用されていると言うことなのか、
イヤ、それとも男としてみていないというか・・・
ぶんぶんと頭を振って、いや、そんなことはない、と自分を励ましてみる。
まりあの掛け布団が少しずれて、まりあの肩から胸にかけて外に出ている。
寝るときに服を脱いだのだろう。
艶めかしいキャミソールが土井の劣情を刺激する。
そんなの見せられたら、ますます眠れないよ。
ヤバイ・・・
土井は刺激された下半身をナントカせねば、と起きあがった。
トイレに行こう。
そっと布団を抜け出す。
玄関とは反対方向にトイレがあったはず。
月明かりにぼんやりと照らされた廊下を歩いていくと、
奥の主寝室から灯りが漏れていた。
「・・・・・」
なにやら人が話しているのが聞こえる。
まだ起きているのか・・・。
土井はこの家の主夫婦が起きて話でもしているのだろうと思った。
しかし。
なにやら、ただごとではない雰囲気が漂っている。
ダメだ、そんなこと。
自分を戒めながらも、好奇心には勝てなかった。
そっと足音を気にしながら、部屋の入り口まで近寄る。
「アンッ、ダメッ・・・アァァッ・・・」
ドキッ。
紛れもなく、アノ声。
土井はその場を立ち去ろうとした。
「クククッ・・」
不敵な笑い声が聞こえた、と思ったとき。
「あっ」
襟元にチクリと針で刺されたような痛みを感じ・・・・気を失った。
「んっ、んんっ・・・」
目が覚めると、俺を覗き込んでいる人と目が合った。
「大丈夫ですか?」
優しく話しかけたその人は、この家の奥さんだった。
真夜中だというのに、清楚な薄いピンクのスーツに身を包み、
足元は艶やかな黒いストッキングで彩られていた。
「気が付かれたようですわ。お義母さま。」
その向こうには、ここのご主人、柏木氏の母親が座っていた。
「あの・・・俺・・・」
「そこの廊下で座り込んでいらして。」
「すみません・・・」
起きあがり、部屋をぐるりと見渡したが、主の姿は見えなかった。
「トイレに行こうとしてたんですけど・・・少し立ちくらみがして・・・」
俺は、その時のことを思い出そうとしたけど、はっきりとは思い出せなかった。
それどころか、ゾクゾクと快感が背筋を走り抜けた。
「っ!!」
何故だか、無性にムラムラとしてきた。
下腹部が痛いほど張りつめている。
「お茶を入れましょうか」
柏木氏の奥さんが立ち上がり、俺に後ろ姿を見せた途端、
その欲求をどうにも止められなくなってしまった。
キュッと引き締まった足首、張りのあるふくらはぎ、
それからなだらかに盛り上がるヒップの曲線。
俺は素早く立ち上がり、奥さんを後ろから抱きすくめた。
「きゃっ、いけませンッ・・・」
拒絶の言葉が幾ばくかの甘い響きを含んでいるように思えたのは、
俺の気のせいか・・・。
俺は柏木氏の奥さんを畳の上に押さえつけると、
薄手の黒いストッキングで薄墨色に彩られたそのふくらはぎに
思いっきり唇を押し当てた。
「アッ・・・」
柏木氏の母親は為す術もなく、その場に座り込み、ただ俺の暴行を見つめていた。
俺は舌で唾液を彼女のふくらはぎに塗りつけ、陵辱した。
蛍光灯の明かりに、それがきらきらと光を反射し、俺はゴクリと唾を飲んだ。
興奮がさらに高まる。
歯を立てて、ストッキングを噛み破る。
ツツッと伝線し、白い素肌が露わになる。
もう自分を抑えられそうになかった。
俺は、彼女のスカートをずり上げると、
ストッキングをさらに破き、ショーツをずらした。
ぬめった女陰がヒクヒクと甘い蜜を吐き出していた。
「ダメッ、ダメですっ・・・」
柏木氏の奥さんは貞操を守ろうと必死で抵抗している。
しかし俺は、逆にそれで興奮を高められ、ガチャガチャと自分のベルトを緩めると、
奥さんの右足を高く抱え上げ、その谷間に欲棒を埋めた。
「アッ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
感極まったような喘ぎ声が響いた。
俺は、ゆっくりと腰を突き上げた。
その度に奥さんは甘い声で啼いた。
さぁ、次は、俺は奥さんの中に全てを注ぎ込みながら、振り返って、座り込んで動けずにいる柏木氏の母親の顔を見た。
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