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真夜中の訪問者~嫉妬と興奮


まりあの部屋を訪れる。
今夜もいない・・・・。
最近とみに帰りが遅いまりあのことを心配しながら、
もしかしたら、浮気をしているのかもしれないと疑っている。
だからつい、顔を見るといつも問いつめてしまうのだ。







婚約して、これでまりあを自分のモノに出来ると安心していた。
それなのに、不安は増すばかりだ。
どうしたらいいのだろう。
誰もいないリビングに明かりを灯し、まりあの帰りを待ちながら、
俺はずっとまりあのことを考えていた。

ガチャ。
ドアが開く音がする。
俺は玄関に向かうと、今日こそはにこやかに迎えてやりたいと思う。
しかし。
まりあの姿を見た瞬間にその決意はどこかへ行ってしまい、
いつものように低い声で、
「いったい何時だと思ってるんだ。」
そんな言葉が口をついて出た。
最初の頃はまりあも、仕事がどうのこうのと言っていたが、
近頃はただ謝ることしかしない。
何を言っても「ごめんなさい」としか言わない。
そんな会話を繰り返しているうちに俺はどうしようもなく自分が情けなくなって、
そのまま黙ってまりあの前から立ち去るのだった。

まりあはそのままシャワーを浴びる。
俺はその間にベッドに潜り込む。
しばらくするとまりあもやってきて、俺はまりあを抱く。
そうすることで俺はようやく安心を手に入れられるのだ。
なんて情けない男だ、俺は。
ベッドの中で自問自答しながら、眠ることも出来ず、ただまりあの身体を思う。

ガタッ
キッチンで音がする。
まりあが冷蔵庫から何かを取り出しているのだろう。
そろそろここへやってくる。
そしたら俺はまりあを抱きしめて、いっぱいいっぱい愛してやろう。
ベッドルームはほとんど真っ暗だ。
窓のカーテンの隙間から、少しだけ満月の光が漏れてきている。
ベッドルームの入り口近くを照らすその光は、
まりあが入ってきたときに、まりあを綺麗に見せるだろう。
俺は、じっとまりあの到来を待った。

おかしい・・・
そう思ったのは、あまりに時間が経ちすぎたからか、
それとも。
ベッドルームとリビングを仕切るドアをそっと開けてみる。

(あぁ、ダメ、ダメよ、いけないわ・・・・)
まりあの声だ。
何をやってるんだ。
俺はまりあに声をかけようとした。
その時。
まりあの白い身体にまとわりつく暗い影に気づいた。
誰だ?
(隣のベッドルームで婚約者がわたしを待ってるの・・・)
まりあが俺のことを言っている。
そう、まりあはいつだって貞淑な女だった。
俺を大事にしてくれている。
そのまりあにお前は何をしているんだ。
俺は、リビングへ踏み込んで、影に向かってそう言おうと思った。
だけど・・・。
(シャワーを浴びてわたしがベッドに潜り込むのを待ってるのよ・・・)
まりあの声が次第に甘い響きを帯びてきた。
俺はその声に動けなくなってしまった。
胸が激しく打ち、下腹部の一点に熱が集中する。
(アンッ、アァッ・・ダメッ・・・・わたし・・・・結婚、するの、よ・・・・)
俺は、その場に貼り付けられたように、息を潜めてただじっと二人の様子を窺った。
ドキドキドキと鼓動が耳をつんざくほどの大きな音に聞こえる。
唾をゴクリと飲み込み、俺はなおもまりあの声を聞いている。
(ひっ・・・あぁぁんっ・・・・)
今度はどこを責められているんだ。
影はまりあの足元から上の方へ這い上がっている。
まりあはすでに正気を失っているのか、喘ぎ声は甘くなるばかりだ。
ズズッ、ズズッ、ズズッ・・・・
耳慣れない音が聞こえてくる。俺はそれが何か分からなかったが、その音はとても卑猥な響きを持っていた。
(んふっ・・・アンッ・・・・イイッ・・・・)
影の手がまりあの大きな乳房を揉みしだく。
あっ・・・
俺は言いようのない快感を感じていた。

フフフッ
影がまりあの両足を抱え上げて、覆い被さっていく。
辞めろッ、辞めてくれッ
俺は心の中で叫びながら、しかし声を出すことはかなわなかった。
まりあは甘えるように影に腕をまわす。
影がまりあにぴったりと重なったとき。
それが何を意味するかは明白で。
一つになったまりあと影は、快楽の海へと船をこぎ出した。
(アンッ、アァッ、イイッ・・・)
まりあの声がひときわ高くなる。
あぁ、アノ声。
俺がいつもまりあの身体を抉ると、ソノ声で啼くよなぁ。
影はまりあの乳房に食いつき、再びズズズッと音を立て始めた。
(アァァ、アァァ、アァァ、ンンッ・・・・)
俺はこれまでにないほど欲棒が熱く滾るのを感じていた。

影が、俺を見た気がした。
次の瞬間。
(アァァ、ダメェェェ、イッチャウゥゥゥゥゥゥウゥ)
まりあが頭を仰け反らせて、動きを止めた。



テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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