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Letters from the South Island ~第2日目


抜けるような青い空、白い雲、マリンブルーのビーチ・・・・
そういうのを期待していたのに。
どんよりと曇った空、吹きすさぶ風。。。なんなの?一体。。。








ジメッとした空気はまるで日本と同じ。
何のためにここに来たのか分からない。
彼と二人、ホテル内のプールで水と戯れる。
南国の空に似合うように、真っ赤なビキニ。。。だけど。
20070608182719.jpg



サンオイルを塗って、プールサイドでデッキチェアに横たわる。
彼はプールに入って泳いでいた。
まりあはそれを眺めながら、目を閉じた。

少し、眠ったのかもしれなかった。
誰かの声がした気がして、目を開けた。
「Excuse me, Ma'am」
褐色の肌に黒い髪、爽やかに微笑む青年がいた。
見覚えのあるユニフォーム。ホテルの従業員らしい。

「Yes?」
一瞬彼の笑顔を眩しく思いながら、答えた。
ふとプールを見ると、恋人の姿が見えなかった。

「何かお飲物は?」
「そうね。じゃあ、ダイキリを。」
南の島にはダイキリがよく似合う。。。とまりあは思う。
彼はまりあに爽やかな笑顔を残して去った。
恋人の姿は見えない。

「お待たせいたしました。」
彼が戻ってきた。
空は少し明るくなってきた。雲の切れ目から青空が見える。
そして気温も上がってきた。

カクテルグラスの水滴が涼しげだった。

「恋人の姿が見えないの。・・・少し話し相手になってくれないかしら?」
まりあが言った。
「Yes, Ma'am」
彼は微笑んだ。まりあの胸がほんの少し、ドキリとした。
「あなた、いくつ?」
「23です。」
たわいもない会話。その笑顔に引き込まれそうになる。
ふとまりあの心に浮かんだ悪戯。。。

「ねぇ、サンオイルを塗ってくださらない? 背中に塗れなくて。」
「え。あ、あの。。でも。。。」
「恋人がどこかへ行ってしまったのよ。お願い。」
彼の手に、無理矢理押しつけるようにサンオイルを渡す。
「さ。早く。また日が陰ってしまうわ。」
彼に背中を向けた。
「は、はい。。。では。。。失礼します。」
彼が手にオイルを取り、まりあの背中へそっと触れた。
甘美な感触。
「もっと下の方にもちゃんと塗ってね。」
肩の周囲を塗ると少し躊躇するような彼の手の動きがあった。
そんな彼を励ますかのように声を掛け、少し前屈みになる。
水着のラインには決して触れぬように慎重に彼はオイルを塗り続ける。
黙ったままで。

「水着を外すから、そこにも塗ってくださる?」
「・・・・は、はい。」
まりあはビキニの上だけを外し、前を両手で押さえた。
とたんに背中が無防備な気がして、少し不安になる。
彼の手の動きが心地よく、オイルの滑らかさが身体も解していく。
20070608182707.jpg



「あぁぁぁ。。。」
まりあの身体に少しずつ官能のさざ波が押し寄せる。
「足の方にも。・・・お願い・・・」
まりあの声が掠れていく。彼は口の中でもごもごと「Yes, Ma'am」と呟いた。
そしてまりあのふくらはぎにオイルを垂らす。それからそっとまりあの足に触れる。
少し手が震えているのが分かった。
彼の呼吸が少し速くなり、ときどき大きく「はぁぁ」と息を吐いている。
ゴクリとつばを飲み込むのも分かった。

太股にもオイルが伸ばされる。
「もっと・・・・上の方にも・・・・お願い・・・・」
まりあはすっかり彼の指が気持ちよくなっていた。彼の指が震えながら、まりあの太股を上ってくる。
「あ・・・ふっ・・・んん・・・・」
肩幅くらいに足を広げた。
「あ、足の間も・・・お願いね・・・」
彼の指の感触にまりあのアソコからはイヤらしい蜜が今にも溢れ出しそうだった。そしてソコからは淫靡な匂いが立ち上ってきているはずだった。
まりあのお尻を包む水着のラインを少し指で押し上げて、さらに彼に注文する。
「このラインが気になるの。。。綺麗に塗ってね。」
「Y、Yes, Ma'am。。。」
彼の吐息が荒くなる。。
彼の指がまりあの肌に触れるか触れないかのような動きをする。
彼はわざとそうしているわけではなく、
多分、余計な場所に触れないよう細心の注意を払っているのだろうということが
まりあにはよく分かっていた。

まりあの悪戯心が動き出す。
彼の指が足の付け根の際どいラインに届きそうになったとき、
まりあが少しお尻を動かした。
「あぁん。。」
彼の指がまりあの股間に触れる。

彼が驚いてビクッとした瞬間、その動きはまりあのアソコに直接伝わった。
「んんっ・・・あぁっ・・・」
「I'm so sorry, Ma'am」
早口でそう言い、彼は手をどかした。
「いいのよ。気にしないで。」
まりあは婉然と微笑んだ。だけど、身体は燃え始めていた。
「続きを・・・して欲しいのだけれど。」
そう言うと、彼はまじめな顔で答えた。
「明後日、仕事が休みなので、綺麗な海岸にお連れしたいです。」
まりあは微笑んで、それに答えた。

彼が一礼してその場を去り、まりあはまた退屈な時間に取り残された。恋人はまだ戻ってこない。。。






テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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こんばんは。
赤いビキニ、最高に刺激的で素敵です。
ストーリーはラブラブモードで展開するかと思いきや…またみつぞう好みの誘惑パターン…ますます続きが楽しみです。
暑くなりますが御自愛を。
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まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

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