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真夜中の交歓~あの方へ捧ぐ


何だか、最近身体がだるい。
夏バテかしら・・・。
ようやく目覚めたベッドの中で、まりあは思った。
あ・・・それとも。欲求不満?
近頃、自分は少しヘンだとまりあは思う。
毎晩のように、いや、朝も夜もなく身体が欲しがっている。
仕事には真面目に取り組むまりあだから、
日中はその欲望を無理矢理にでも押し込めているけれど。
その分、夜になると、疲れ果てて寝てしまうまで、
何度も何度も一人遊びを続けてしまうのだった。
最近、彼に逢ってないから・・・。
仕事が忙しいとばかり言ってる恋人のことを考える。



あの人・・・。
ゾクリとした快感が背筋を走った。
アンッ、なにっ・・・。
身体の奥から熱い蜜が溢れてきた。
もうっ・・・仕事にいかな・・・きゃ・・・・
そう頭の中では考えながらもまりあの左手は大きな乳房をまさぐり、
まりあの右手は股間へと伸びていった。
自分でも驚くほど溢れ出した蜜壺。
クチュクチュと音を立てながら、まりあはかき回し続けた。
あんっ、はっあぁっ・・・
明日には彼に逢えるのに・・・
どうして、わたし・・・こんな・・・・あぁぁぁぁぁぁぁっ
master2-a076.jpg


まだまだ続けたくなる欲望と戦いながら、まりあはシャワーを浴びた。
明日は、ひと月振りの恋人とのデートだ。

待ちに待った恋人との交わりの後。
まりあは隣でスヤスヤと寝息を立てている恋人をじっと見ていた。
ねぇ。
恋人の身体を揺り動かしてみる。
んん・・・
眠そうに返事はするけれど、目覚めてくれそうにはない。
はぁ・・・・
まりあはため息をついた。
ねぇ、わたし・・・・ちっともイカなかったのよ・・・
こんなの・・・初めて・・・
まだ身体の奥で燃えたぎる官能の炎をまりあは持て余していた。
シャワーでも浴びたらすっきりするかしら・・・
そっとベッドから滑り出して、閉め切った寝室の窓を開け放つ。
あぁ、いい風。
さわやかな風がまりあを包み込んだ。
ほんの一瞬、全てのしがらみから解き放たれる気がする。

また、呼ばれてしまったな・・・
まりあが振り向くと、そこには黒ずくめの衣装を身につけた男が立っていた。
誰?
まりあは不思議と恐怖感を感じていなかった。
それよりも、はっきりとは見えないが、男の表情に懐かしさを感じていた。
それと同時に男の舐めるような視線に、快感を呼び起こされ始めていた。
そうだった、お前の記憶は・・・
奪ったのだったな、と口の中だけで呟いて、その両手を拡げた。
あっ・・・・
まりあは男に抱きすくめられ、耳元で何かを囁かれた。
その瞬間、あの夜のことがまざまざとまりあの脳裏に浮かび上がってきた。
恥ずかしいほどに乱れ、歓喜に身体中を打ち振るわせ、この男の腕の中で何度も何度も登り詰めた・・・
あの時の快感が今まさにまりあの身体に蘇る。
あっ、あっ、あっ、あぁぁっ・・・
ex-p001.jpg


男の指が、唇が、まりあにまだ触れないうちからまりあは感じ始めていた。
すぐそこのベッドで、恋人がスヤスヤと眠っていることなど、
すでに脳裏からは消え去っていた。
思い出したか・・・・
男は少し満足そうに言った。
今宵もお前をいただくとするか・・・
男はまりあの腰に腕を回すと、あの夜のようにまりあの首筋にさっくりと牙を突き立てた。
あっ・・・
痛みはもう感じなかった。
あの夜、何度も何度もこの男の毒液を全身に浴び続けたせいかもしれなかった。
まりあのその身体の奥にまでも。
男がチュルチュルと小さな音を立てて、血を啜っていた。
吸われるたびにまりあの身体を快感が走り抜けていく。
あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁ・・・
先ほどまでの恋人との交わりでは得ることの出来なかった快楽が
まりあの身体を包み始めた。
まりあは男の身体に手を這わせ始めた。
前回の交わりの時にはとてもそんなことは出来なかった。
今夜は・・・
まりあは男の時代がかった衣装をそっと脱がせると、ヒトよりも白い肌に
そっと唇を寄せた。
まりあの熱く燃える肌とは裏腹に、男の肌はひやりとしていた。
んっ・・はっくっ・・・
男は首筋を吸うのを止め、まりあの乳房へと唇を移した。
美しい身体だ・・・
男はまりあの左の乳房に牙を立てた。
あうっ・・・
まりあは大きく喘ぐ。
男の欲棒がせり上がってきて、まりあの熱い下腹部をそっと刺激した。
ねぇ、欲しいわ・・・
まりあが男の欲棒に熱い手を添えて言った。
男はまりあの乳房から口を離すと、今度はまりあの蜜壺へ違う牙をゆっくり押し込んだ。
はぁっいいっ・・いいっ・・・あぁっぁあぁぁぁっぁぁぁっぁぁ
20060629185009.jpg


まりあははしたない声を上げた。
恋人との交わりで満足できなかった身体がようやく満たされていく。
まりあはもう恋人のことは念頭になかった。
男に身体の奥深くを突かれ、掻き回されて、ただただその快楽に身を委ねていた。

どのくらい時間が経ったのだろうか。
まりあは何度も何度も登り詰め、ようやく男から離れた。
ふと気がつくと、もう男の姿はなく、まりあは一人、寝室のフローリングの上に横たわっていた。
今夜は記憶は奪われていなかった。
ベッドを見ると、恋人が何事もなかったかのように眠り続けていた。
その寝顔を見ながら、まりあは、恋人との別れを感じていた。


テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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ありがとうござます。


何時も丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。
全てはご想像の通りでございます。
お恥ずかしい。

・・・でも。
そう思って、あなたがより高ぶった気持ちを
持ってくださるのであれば。
まりあにとってそれが何よりの喜びです。
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

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