2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

妻と私とパンティストッキング


「今日は、仕事が遅くなりそうなの。あなた、先に寝ててください。」
妻が、イソイソと出かける準備をしながら言う。
「ああ、わかったよ。」
私は気のないふりをしつつ、答える。


090517.jpg



だけどね、お前。私は何もかも知っているんだよ。
そう言いたくなる胸の内をグッと堪える。
近頃、妻が急に若々しくなった気がしていた。
仕事が忙しいの、と、少しウキウキした口調だった。
仕事にやり甲斐のあるときは、誰でもそうなるモノだ。
私は理解ある夫を演じた。
だが。
私にはその本当の意味がよく分かっていた。
妻が若々しくなったのも、ウキウキしているのも。
本当は他に好きな男が出来たからだ。

最近よく妻が口にする言葉。
「部下の柏木くんって出来が悪いの。」
そう言って、愚痴るように見せかけてその実、何だかうれしそうな顔。
携帯に電話がかかってくるようになったのもその頃だった。
「どうしてそれくらい一人で出来ないの?」
妻はややヒステリックにそう言いながら、結局は出かけていってしまう。
「ごめんなさい、あなた。また彼が失敗したらしいの。」
私は理解ある夫の振りをして、ニッコリ笑って妻を送り出していた。
数時間して、妻が戻ってくると、
何となくしっとりとした雰囲気を纏っている。
何かある・・・
不意に私は感じた。

ある時、私が出張に出ていたとき。
私は珍しく、夜、妻に電話をかけた。
「もしもし?」
いつもよりも長いコールの後、妻が電話に出た。
「どうしているかと思って。」
「あら、・・・珍しい、わね。・・・今、お風呂に・・・入ろうとしてて・・・」
私は何かの気配を感じ取ろうとして、耳を澄ませた。
妻の言葉がいつものように流暢ではない。
私の頭の中に、あらぬ妄想が生まれたのはこのときだった。
20050812b009.jpg

そしてまたその妄想は、この瞬間、確信に変わったのだった。

翌日、家に戻ると。
ゴミ箱の中に不用心に捨てられた肌色のストッキング。
「いやぁね。すぐに伝線しちゃうのよ。まだ新しかったのに。」
私がそれを見ていると、妻がそそくさとゴミ箱を片付けた。

それ以来。
私は妻のストッキングに関心を持つようになった。
朝、新しいストッキングを穿いている日は、仕事が遅くなる、と言う。
夜、伝線したストッキングを穿いて戻ってくる日もあった。
「駅の階段で引っかけたんだわ。」
妻は迷惑そうな表情をする。その実。
夜は得てして機嫌が良い。
腰回りがとくに、しっとりとした量感をたたえている気がする。
私の胸が高鳴る。
誰かが。
他の男が。
妻のこの身体をいいようにしているのか。
たわわに実った乳房を揉み、
熟れた蜜壺を味わっているのか。
私は嫉妬と奇妙な興奮に包まれた。
妻が、他の男とまぐわっていると想像するだけで。
私の股間は熱くなり、先走りの液が滴った。


今夜もまた。
妻は私ですらハッとするほどの色気を纏って、戻ってくるのだろう。
深夜、妻がシャワーを浴びているときに。
ハンドバックの中を覗けば、真新しいストッキングのパッケージが
くしゅくしゅにして突っ込んであるのだろう。
今夜も、妻は他の男と・・・そう思いながら、私は屈折した欲棒に身体を打ち振るわせるのだ。



テーマ : 嗜虐と変態嗜好
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

部下をお持ちの奥様。
きっとご夫婦ともそれなりに高いステータスをお持ちの方たちなのでしょうね。
奥様のお洋服やストッキング、日に日に薄くつややかなものになってゆくのでは・・・
などと、読んでいる私も妄想逞しくなってまいります。
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

    皆さんのコメントやメールが励みになります。
    お話の感想やリクエストなど、
    お言葉を残してくださいね♪
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
最近の記事+コメント
カウンター
最近のトラックバック
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる