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ハメられた健康診断~番外編


先日、アップしました、『OLまりあの日常』~ハメられた健康診断~に
後日談が出来ました。
当ブログからもリンクさせて頂いています【吸血幻想】の
柏木さんから素敵なお話を頂戴いたしました。

とっても気に入ってしまったので、
無理を言って、公開させて頂くことにしました。

どうぞ、お楽しみください。




社員の健康管理についての一処方箋

ここは社長室。
表には、「健康診断結果説明会」と、達筆な毛筆で大書されていた。
役員のお歴々がぜんぶで七、八人、ふっかりとしたソファに腰を下ろし、
中央にいる医師らしい白衣の男の解説を聴取していた。
ストレスと成人病の蔓延とで、どこの会社でも社員の健康管理は
業務上の重要課題となっている。
銀縁眼鏡を神経質そうに光らせた医師は、
表情のない白い顔と冷ややかに落ち着いた声色とで、
社員ひとりひとりの健康状態について役員に解説をしている、といったふうである。
「えぇ、喫煙経験はあるものの、習慣化はしておりませんので、肺とかはとてもきれいですね・・・
血圧・血糖値も正常、血液検査の結果も良好・・・きれいな血をしていましたよ」
そんな説明をききながら、男たちはそろいもそろって白髪頭のがん首そろえ、
ビデオに向かって眉を寄せている。
ごく真剣でもっともらしい面差しに対して、画面の内容はじつはぜんぜんそぐわない。
「あ、あ、あぁ~んっ!」
おっぱい丸出しなまりあが、思いっきりのけぞっているところがバッチリと、
写っちゃったりしているようなシロモノなのだ。^^
もっと嬉しそうに見ろよな~・・・
というのはご自由ですが。
そこはいちおう、業務命令・・・ということで。^^;
解説をしている医師。
三十前にも五十代にもみえる不思議な風貌で、
ビジター用の名札には「柏木」と書かれてあった。

「頚部は柔軟性、感度とも良好・・・それから胸部の触診の結果です・・・えぇ、これも良好。
病気の兆候はありません。感度は抜群、と申し上げておきましょう。
ただ胸の内部は問題でしょうね・・・」
くふっ。
声にならない笑い。
医師の取り澄ました口調がかえって座の空気を澱ませている。
医師はそ知らぬ顔をしてなおももっともらしい口調で説明を続ける。
「ややマゾヒズムの傾向が、性格検査の結果からうかがえます。
同時に淫乱の気があるようですな。
ほ~ら、御覧になって下さい。
このていどの刺激で、もうこんなに濡れちゃっています。
当日検査を実施した総務部の女子社員のなかでもっとも、
体液の分泌が大量に認められました。
あまり度を過ごさぬように、本人には乳がんの疑い濃厚、と伝えてちょっとおどかしておきましたが・・・」
ざわ・・・
と、誰かが膝をゆする。
どうやらちょっと、がまんできなくなったらしい。
トイレに行くと告げて、退席していった。
社長は咎めるような視線を送ったが、それはあくまで形だけのもの。
じつのところは、
―――もうガマンできなくなったのか。頼りにならんやつだ・・これから、とってもいいとこなのに~♪
なんて、ワケのわからないことなんか、考えていたりする。
社員の健康管理とかなんとかいっておいて、そのじつだれもがまりあに夢中なのだ。

まだしもこれがイケメンな若手社員なら、まりあもちょっとは納得できるだろう
(納得できないかもしれないが、まぁそれはおいといて・・・^^)

周囲の思惑と関係なく、画面は医師との問診の部分に切り替わっている。
『あ・・・いえ。何も付けずに・・・』
さいしょがなんの会話だか聞き落としたべつの役員があわてて耳をほじくって、
社長に密かにニラまれている。
いくら途中からの巻き戻しであっても、このていどの脈絡も読めないようでは、
会社の経営は任せられないのだ。
さっき退席した役員ともども、彼の任期もおそらく今期かぎりでおしまいだろう。
『・・・ふむ。とすると・・・性病の検査もしないといけませんね。相手は恋人ですか?それとも、別の・・・?』
『昨夜は、恋人と。』
唯一参加していた若手の男子社員が、上司である専務に思いっきり、小突かれていた。
しかしそんな彼の顔色も、直後に暗転する。
『恋人以外の男性との経験もありますね。』
『・・・はい。』
「あおおおおおおうぅぅ・・・!」
異様な叫び声をあげて、頭を抱える恋人氏。
お前なにしに来たんだ?
そんな顔をしていちように蔑視のまなざし(ただし強烈な嫉妬に包まれた)を注ぎかける白髪頭たち。
柏木医師はそれでもそ知らぬ顔をしながら、解説をつづけている。
「性行為の頻度は、健康体の二十代半ばの女子としてはじつに健全なものです。
ただし、クライアント固有の肉体的条件に照らし合わせると、やや不足気味、という結論にならざるを得ません。
御覧下さい。こんなに腰を振っています。
若い男性でも、三回以上持続できるケースは稀だと思います・・・
(私は四回抜いたけど。^^=もちろん内緒)
・ ・・本人からも、そのように聴取しておりますが・・・
そもそもこれだけの美人ですから、いかなる男性でも独り占めすることは許さないのかもしれませんね・・・」
憐憫の色をちらとうかべて、若手社員氏の横顔に一瞥をくれると、
まりあ社員の健康状態をこう結論づけた。
「男性器の定期的挿入、実施時間帯は業務時間中の午前九時から午後六時まで。
頻度は一時間に数回以上の投与。これを週最低五日は必要と判定されます」
おぉぉぉっ!
どよめきに揺れかけた白髪頭どもを呪わしそうに見やる若手社員氏だったが、
どうすることもできないようだった。
「ひ、ひとりの男じゃ、絶対ムリってことですよねっ?」
分かりきったことを口走って、ゴリラみたいな体格と顔を持った営業部長が気色ばむと、
「うるさいなあ、きみは。顔を見たくなくなるね」
刺すような勢いで社長にそういわれ、すぐにしぼんでしまった・・・
しかし、営業部長の見解は妥当であると、だれもが暗黙の同意をみせていた。
社長ですら。
口では部下を制しながらも、営業部長の見解を絶対的に支持していたのだった。

恐縮しきっている営業部長などには目もくれないで、社長は冷徹な視線を若手社員になげかけた。
「キミ、たしか会長夫人の面倒もみているのだったね」
「イエ、あの・・・二号さんのほうです」
おもわずにやけてしまったのが社長の気に入らなかったらしい。
「だとしたらもっと、罪深い」
社長は金縁メガネの奥の目をきらきらと冷酷に光らせて、しずかにそういった。
「若い二号さんを奪われた・・・となると、会長はどういう心理になるだろう?
もしもそのことで会長の勤労意欲がそがれたら、それこそわが社の経営阻害要因になりかねんよ・・・
まぁ、対応は・・・きみの勤務態度いかんにかかってくるのだろうが・・・
おい、総務部長、まりあ君をここに呼びたまえ」
「うけたまわりました」
と、もっともらしく一礼する総務部長。
ここでうっかりと、
やったぁ!
という顔つきをすると、下品な態度を激しく嫌う社長の怒りの刃に触れることになるので、
ここは形だけでも、じつに神妙な面差しをとりつくろっている。
ケモノじみた劣情を神妙な仮面で無理やり抑えつけた白髪頭どもの不気味な沈黙。
それを、
コンコン。
お行儀よいノックの音が破った。

「あぁ、入りなさい」
人が変わったみたいに伸びやかになった社長の声にこたえて、扉が開く。
制服姿のまりあに、役員どもの声にならない嘆声が漂った。
グレイのベストにスカート。
ふつうの女子社員と変わらぬ制服姿。
きょうは薄いピンクの日替わりのブラウスが、豊かなおっぱいをかくしかねるように
ぴいんと張っているのが、だれの目をも刺激した。
ふっくらとしたほっぺたに漂う血色が、健康体の成人女子としての、ではなくて、
制服に隠されたえっちな熱情をまざまざとみせつける。
おおぜいの男どもの視線に触れて、すらりと肩先にかかったストレートの茶髪が、
たじろぐようにゆれた。
役員ほとんど全部が打ちそろって、いったいなにを打ち合わせていたというのだろう。
ミス総務部は一座のなかに、ゆうべも腰がとろけるくらいに戯れあった彼氏をみつけ、
もっと淫らな予感がむくむくと入道雲みたいにふくれあがるのをおさえることができなくなっていた。

「えぇと、なんだったっけな・・・」
珍しく気負いこんで口調がつんのめった社長は、とっさに柏木医師のほうをかえりみた。
「あぁ、そうそう。診断結果」
かすれた声の催促にこたえて、医師は役員会における発言を繰り返す。
「あなたご自身および周囲の男子社員の健康増進のため、以下の治療を処方します」

医師は一瞬冷ややかに口をきって、若い社員に視線を投げると、
「男性器の定期的挿入。実施時間帯は業務時間中の午前九時から午後六時。
頻度は一時間に数回以上の投与。週最低五日間は必要と診断されました」
淡々とそう告げていた。
「ひいっ・・・!」
まりあの悲鳴を合図にするように、男たちはいっせいに立ちあがった。
そして、経営会議のときには絶対見せないようなチームワークを発揮して、
立ちすくむまりあを押し包むと、
「さー、さー。それだけの投与は彼氏だけじゃムリだよな~」
抑えに抑えてきた欲望をギラギラと脂ぎった満面に浮かべて、ぐいぐい迫っていったのだ。

閉ざされた扉に背中を押しつけられたまりあに、われ勝ちにと毛むくじゃらな手がのびてゆく。
「ああぁん・・・だめぇ・・・っ」
アイロンのきいたブラウスのうえから、おっぱいをむにゅむにゅとまさぐられて。
いやらしくてかっているストッキングの脚をつたって、スカートの奥にまで卑猥な手をすべり込まされて。
どんなにかたく目をつぶっても、せりあがるような快感だけはどこまでも追いかけてきた。
「きゃああああっ!」
彼氏のまえで・・・感じちゃう・・・っ
―――はからずも・・・
汚らしい親父にはがいじめにされて、彼氏の前で乱れちゃう・・・ってゆうの、
いちどやってみたかったのを。
どうして見抜いちゃったの?先生・・・
まるで蜂の巣の引越しみたいにまりあの周りにむらがる部下どもからはなれて、
社長はひとりニヤニヤと笑いながら、気に入りの強いたばこをくゆらし始める。
「どうやら社長は私と、おなじ病のようですな」
柏木医師はきゃあきゃあとはしゃいだ声をたてながら制服を引き剥がれてゆくまりあを遠目にみながら、
もうひとり、やっぱりはなれたところ―――その実眺めるには
もっとも好都合な距離をとった壁際―――で、あの若手社員が目を充血させ、口許に
泡を散らしながら昂ぶりはじめているのを面白そうに見守っていた。
「いいカップルになりそうですね。あのふたり」
人の悪い笑みを浮かべた柏木になにも応えずに、
社長は目のまえにくり広げられる真昼のポルノグラフィにかぎりなく愉悦している。

――おしまい――


テーマ : ★官能小説★
ジャンル : アダルト

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