こ、これって・・・・夢じゃないのか???
俺の頭の中はパニック寸前だった。
だって、「あの」まりあさんが、俺の手の動きに合わせて喘いでいる。
何度も何度も、俺の妄想の中でまりあさんのことをこんな風にしたけれど、
妄想の中のまりあさん以上に、本物のまりあさんは悩ましかった。
俺は太ももに舌を這わせて、右手の親指でクリトリスをクルクルと撫でながら、
中指は濡れた淫穴に潜り込ませている。
内側の少しざらついたところを中指の腹で擦ると、
まりあさんは腰を突き上げるように体を反らして歓喜の声を上げた。
視界の端に、沢井の表情が飛び込んでくる。
唇を歪めるようにして笑いながら、俺に挑戦するかのような視線。
その意図を測りかねていると、沢井が突然眉を寄せて、「うぅっ・・・」と喘ぐ。
まりあさんの右手が沢井の剛直をゆるゆると扱いている。
ドキッ・・・・
俺の心臓が大きく高鳴る。
それと同時に、俺の慾棒も早く何とかしろと跳ね始める。
「ま、まりあさん・・・・ぼ、僕・・・もう・・・・・」
沢井が俺に勝ったような視線を向けながら、先走りを溢れさせている。
「はぁ、あぁっ、・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・沢井・・・くん・・・い、いいわよ・・・」
まりあさんが喘ぎながら、イヤらしい瞳で沢井を見た。
「ぼ、僕・・・・まりあさんの・・・・お口に・・・・」
「・・・いいわ・・・」
まりあさんがそう言って、口を開いた。
赤い舌がチロチロと見えた。
沢井はまりあさんの唇へ自分の剛直を押し当てた。
その瞬間、俺に勝ち誇ったような眼差しを送って・・・。
俺は、それを見ないように、目を伏せた。
嫉妬に気が狂いそうだった。
俺はまりあさんの脚を押し広げると、クリトリスへ口をつけた。
そして尖っている肉芽に舌を押しつけ、グリグリと舐めた。
「んぁ、あぁぁぁぁぁぁ・・・・」
まりあさんの喘ぎが聞こえる。
こうして聞こえている間は、沢井のものを咥えられまい。そう思ったのだ。
思ったのだが・・・・
すぐにその喘ぎはくぐもったものに変わった。
沢井はそんなことは気にも留めずに、まりあさんの口へ剛直を押し込んだのだ。
そして、無理矢理、腰を動かして、まりあさんに深く咥えさせていた。
畜生・・・・・
俺は、沢井を無視して、まりあさんの肉芽をひたすら舐め続けた。
「んふっ、んっっ、んぁっ、んはっ・・・」
まりあさんの苦しそうな喘ぎ声と、ジュブジュブと音を立てる淫靡な口、
まりあさんから与えられる快感に感極まっていく沢井と、
溢れ出てくるまりあさんの淫液と。
まりあさんの腰が再び突き上げられるように動いて、止まった。
「あぁぁぁ、出るっ・・・・」
沢井が腰の動きを止めて、尻の筋肉が震えた。
俺は敗北感を心に刻んだ。
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