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We lost our way. (05)


「よく、来たね、まりあ。クククッ」
「きゃぁっ」
一瞬まりあが仰け反った。
俺は、まりあの足元にそっと跪く。






「ほほう、これはまた、フフッ、柏木に言われてこれを身につけたのか?」
まりあの脚を彩る艶やかなストッキングに触れると、
それはとても滑らかで、俺の指をスルリと滑っていく。
「あ、あのっ・・・」
「フフッ、そう怖がらなくてもよい。」
いや怯えるまりあもなかなかそそられるが、ね。
リビングの入り口のドアが薄く開いた。
来たか。
俺は、まりあを抱きすくめるようにソファに腰掛けた。
まりあは俺を怖がっているのか、何も言わない。
金縛りにあったように、動けずにいる。
それをイイコトに俺はまりあの顎に手をかけ、こちらを向かせる。
やはり恐怖に支配されているのか、唇が微かに震え、白い歯がカチカチと音を立てる。
じっとその恐怖に彩られた表情を見つめる。
大きく見開かれた目。
スッと血の気が引いた白い頬。
紅を引いていないのに、赤い唇が俺を刺激する。
あぁ、そこに噛みついてみたくなるではないか。
俺はドアの隙間から覗かれていることを承知で、まりあにキスをした。
まりあの歯を割って俺の舌を中に潜り込ませる。
怯えて縮むまりあの舌を探り出し、愛撫するように絡ませる。
甘い唾液が混じり合い、俺の血の通わぬ肌にも温もりが生まれる。
俺は手でまりあのブラウスのボタンを外した。
いやいつもならば、長い爪でボタンを全てはじき飛ばすのだが。
まりあは抵抗しない。
怯えているのか?
いや、そうではないらしい。
瞳がトロリととろけだし、先ほどまで色のなかった頬も上気している。
首筋に視線を落とすと昨夜付けた疵痕が際だっていた。
俺は唇から離れると同じ場所にまたサクリと牙を突き立てた。
「うっ・・・」
小さく呻いたのは痛みのせいか。
ズルズルとはしたない音を立てて血を啜る。
ドアの外の二人にもその音がよく聞こえるように。
「んっ、あぁっ・・・・」
まりあが小さく喘ぎ声を上げる。
背中を仰け反るように快感を示す。
俺はその様子に満足して、今度はまりあの足元へかがみ込んだ。
ふくらはぎを彩るのは、光沢のあるストッキング。
先ほどは破らぬように慎重に触れたが、今度はわざと長い爪を引っかけて伝線させた。
肌の色より少し濃いめのストッキングにピッと一筋。
白い肌が透けて見える。
何よりもそそられる眺めだ。
俺は、まりあの足の指をストッキングの上から一本一本口に含んだ。
唾液がまりあの指を濡らしていく。
「あぁぁ、あぁ、あんっ、あぁっ・・・」
まりあはすでに忘我の境地。
こんないやらしいことをされているにもかかわらず、快感に包まれている。
きっと向こうで覗いている二人も興奮していることだろう。
俺はまりあの形のよいふくらはぎに牙を突き立てた。
「あぁぁぁっ」
完全に快楽を示す声だ。
俺のもう一つの牙・・・肉牙も目覚めてきた。
まりあの身体を味わいたい。
スカートを捲り、長い爪で引っ掻くようにして、ショーツを破いた。
ソファにまりあを座らせたまま、脚を持ち上げ、俺はまりあの中に入った。
「ふっ、あぁぁぁぁぁぁっぁぁあぁ・・・・」
切なげな喘ぎ声を上げるまりあ。
俺はまりあの白い乳房に歯を立てると、まりあの甘美な血潮を飲み下した。
午前中はあの男と・・・・
楽しんだ余韻がまだまりあの中に残っている。

すっかり村に馴染んだようだな。
俺はそのことにも満足しながら、まりあに再び毒液を浴びせかけた。

テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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素晴らしいです

とても素敵なサイトですね。
私も妄想小説を書いていますが、
とてもとても、こんなには書けません。

これから通わせていただきます。
しかし、どのまりあさんから通うか・・・・・

迷いますね(笑)

素晴らしい世界です。

これからよろしくお願いします。

>くろすさん
いらっしゃいませ。
くろすさんのブログも、拝見させて頂きました。
とても素敵な、文章も、写真も。

こちらを気に入ってくださって、
とてもうれしいです。

更新のスピードは気紛れで、
早いときもあれば遅いときもあります。

けれど、書くことが楽しくないと、
やってる意味がないと思うので、
それは勘弁してくださいね。

また、おいでくださいますのを楽しみにしております。
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

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