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夜道は危険です。


まだまだ暑い日が続く9月。
暑気払いをしようと誘われて、
職場のみんなでビアガーデンへと繰り出した。





「じゃあ、そろそろお開きって事で。」
いつも調子のいい北村が、場を仕切る。
「お疲れさまぁ~」
みんな口々にそう言って、バラバラと帰途へ付く。

「さてと。」
まりあが自分のマンションの方角へ歩き出そうとしたとき、
「送るよ。」
声をかけてきたのは、北村だった。
「一人じゃ危ないからさ。」
「ヤァダ、大丈夫よ。・・・北村くんの方が危ないわ。」
まりあがそう言うと、北村は大きな声で笑った。
「信用ないのかなぁ。」
「あら、そう言う意味じゃないのよ。」
そしてまりあと北村は連れだって歩き始めた。

「俺んち、じつはまりあさんちの近くなんだよね。」
「そうなの? 知らなかったわ。」
「ほら、公園があるでしょ。あそこを抜けた先に俺のアパートがあるんだ。」
へぇ、そうなの。
まりあは答えながら、その公園へと足を向けた。
「まりあさんはいつも一人で帰るの?」
「そうね、・・・でもそうでもないわ。」
「?」
北村が少し不思議な顔をしてまりあを見た。

『その男は誰だ?』
黒い影がいつの間にかまりあの傍らに立っていた。
「同僚の北村くんよ、今日はまりあを送ってくれたの。」
『ほほう・・・。』
「な、なにっ?!」
黒い影がニヤリと笑った・・・ような気がした。
「ま、まりあさん、こ、これっ・・・」
「大丈夫、何もしないわ。怖くなんかないから。」
まりあはゆったりと微笑んだ。
「あ、あの・・・」
北村がほんの少し後ずさりをした。
『男にしては白くて綺麗な肌をしている。』
黒い影は北村の背後に回っていた。
『少しじっとしていろよ。』
「あっ・・・」
次の瞬間、北村は少しうつろな目をしてその場に座り込んだ。
そこは公園の芝生の上。
柔らかな芝が北村を優しく包む。
『さて、まりあ・・・。久しぶりだな。』
黒い影は今度はまりあに向き合った。
「ええ。」
まりあは艶然と微笑み、影に向かって手を差しのばした。
『フフフ。』
影は笑い、それからまりあの足元に跪いた。
「いいわよ。」
まりあはハイヒールを落とすと、影に向かって足を出した。
影は、その脚を押し抱いて、それからそっと唇を這わせた。
「くすぐったいわ。」
『少しくらい我慢をしろ。』
影が言った。もう待てぬのだ・・・。

クスクスと忍び笑うようだったまりあの声が、
徐々に、湿り気を帯びてくる。
「ンッ、ンハッ・・・アッ、アァンッ・・・」
立っているまりあと跪いている影がいつの間にか芝生の上で一つに重なっていた。
『もう少しイイか?』
影はまりあを気遣う様子を見せながら、
まりあの大きな乳房に牙を押し当てた。
「アァァッ、イイッ・・・・」
まりあの声がいっそう高くなった。
まりあの喘ぎ声にズズッ、ズズッ・・・・と聞き慣れない音が混じる。

影に首筋を噛まれ、朦朧となっていた北村の意識が少しずつはっきりし始めた。
それと同時に目の前で繰り広げられているまりあと影の交わりに、
北村の劣情が刺激された。
「ま、まりあ・・・さん・・・・」

『気が付いたようだぞ』
影が北村の声に気づいてまりあに囁く。
「んんっ、あぁっ、いいぃん・・・」
まりあは影の声が聞こえたのか聞こえないのか、
影の身体にしっかりと足を絡めて、自ら腰を蠢かせていた。
『見せたいのか?』
影はまりあを四つん這いにすると、北村にまりあの顔が見えるような角度で、
後ろからまりあを抱きしめた。
もちろん腰はぴったりとまりあに押し付けて・・。
「あっ、あっ、あぁっ・・・」
まりあは頭を揺らしながら、腰を揺らしながら、快感に浸っている。
「まりあさん・・・」
北村は闇に浮かぶまりあの白い肌をうっとりと眺めた。
大きな乳房が揺れていた。
北村の欲棒はズキズキと痛んだ。

「北村くんも・・・虜にしてあげて・・・。」
まりあは影にそう言うと、影から離れ、北村に近づいた。
「ねぇ、あたし、綺麗?」
まりあはほぼ素っ裸に近い状態で北村の上に覆い被さってきた。
ゴクリ・・・・。
北村が喉を鳴らした。
「ふふふ・・・いいわよ。」
まりあは妖艶に微笑むと北村のスラックスを脱がせた。
「だ、ダメだよ・・・」
一瞬北村は、拒絶した。
『そう言うわけにはいかないな。』
またしてもいつの間にか北村の背後に回った影が耳元で囁いた。
「うっ・・・」
ズキッとする痛みが北村を襲ったのは一瞬だった。
次に訪れたのは、言いようもない快感。
北村の欲棒がまりあの秘苑に飲み込まれていった。
「あんっ、あぁぁっ、あぁぁっ、いいっ・・・・」
まりあがゆっくりと腰を下ろした。
「うぅぅぅっ・・・」
北村にも快感が溢れた。
その快感の中で北村はまたしてもズズズッと聞き慣れない音を聞いた。
それが何かを確かめようと思ったが、
まりあが北村の上でゆっくりと腰を動かし始めたために、出来なかった。
「あぁぁ、まりあさん・・・いいっ・・・・あぁぁぁ・・・」
まりあの腰の動きはだんだんと激しくなっていく。
「アァァ、ダメ、ダメ・・・・俺・・・・俺・・・・」
北村がまりあの中に放出した。
「うふふ」
まりあは満足げに微笑むと、北村から離れた。
ゆっくりと北村の意識が遠のいていった。

「おはよう、北村くん。」
次の日の朝、軽い頭痛を覚えて北村が歩いていると、後ろからまりあに声をかけられた。
「・・・・おはよう、まりあさん。あの・・・俺・・・」
北村が決まり悪そうに笑った。
「昨夜のこと?・・・北村くん、かなり酔ってたみたいね。申し訳なかったけど、アパートの前で置いて来ちゃった。」
ごめんね、とまりあが笑った。
「そっか。俺の方こそ。まりあさんを送るって言いながら・・・」
でもそんなに酔ってなかったのに・・・・ブツブツ呟きながら、北村は昨夜のことを思い出そうとした。
「アイテテテ・・・」
「大丈夫?」
「うん。ちょっと頭が・・・」
昨夜のこと、思い出そうとすると頭痛がするんだよなぁ。
北村は一人ごちた。
「夜道は危険だから、気をつけないとね。」
ふふふっ・・・まりあが笑いながら、北村の顔を見た。

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いきなりの連作ですねhttp://blog13.fc2.com/image/icon/e/415.gif" alt="" width="14" height="15" class="emoji">
内容も濃くて、堪能しました。
北村君になりたいですね(*^-^)b
愛し合う現場を他人にも見てもらいたい、という、まりあさんの欲望も垣間見る事ができて満足です。
また待たせていただきます。

よかった。

こういうの、気に入っていただけるかどうか、
心配だったんですけど。

良かったです♪

はじめまして。硬いのは好きですか?1回3ラウンドだって出来ますよ!私は年に1、2回妙高高原に行きます。そちらで是非会いたいですね!
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