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Letters from the South Island~第5日目


ホテルのプールで、のんびりと日光浴。
ここに来て、初めてといってもいいくらいの晴天。
青い空に白い雲。
風はさわやかで、ようやく南国に来たって言う感じ。
まりあは、デッキチェアに横たえた身体をゆっくりと起こした。



20070725082819.jpg



誰かがプールに飛び込む。
気持ちよさそう。
泳ごうかしら。

プールサイドへと歩み寄り、そっと水に足先を浸けてみた。
あら、案外冷たいのね。
腰掛けて、スルリと水の中へ。
気持ちいいわ。
そう思った時、誰かが水の中から現れた。

「泳ぐんですか?」
ゴーグルをとって笑顔を見せたのは、隣の部屋の男。
「あら・・・」
ふいにあの時のことを思い出し、顔が赤らんでいく。
「素敵な水着ですね。」
男の瞳は欲情に濡れている。
「・・・・ありがとう。」
そんな瞳で見つめられることが、ここでは許されるそんな気がして。
まりあは男に見せつけるように、身体を捻って泳ぎ始めた。
そんなまりあのあとを追いかけるように、男が泳いでくる。
プールの形はまるでひょうたんのようで。
真ん中に小さな人口の島が作ってある。
反対側まで泳ぐと、人気のない植え込みが目の前に現れた。
さっきまでまりあが寝ていたデッキチェアはここからは見えない。
まりあが浮かび上がると、隣に男が泳いできた。
「今日は一人なんですか。」
「ええ。・・・・あなたは?」
「一人です。」
それはすでに了承の合図だったのかもしれない。

男がまりあを抱き寄せた。
抵抗するまもなく唇を奪われる。
男の舌が執拗にまりあの口中を犯し始める。
男の手は、まりあの脇腹から水着のラインを辿って、
敏感な花芽へと到達しようとしている。

「――っ!!」
男のパートナーが呼ぶ声がした。
まりあは男から離れようとする。
男はまりあを離さない。
「見えないから。」
男はまりあの背後から抱きしめるようにして、
水着の中へ手を滑り込ませた。
大きな乳房を撫でるように、ゆっくりと揉みしだく。
彼氏とも昨夜のボーイとも違う愛撫にまりあの身体は徐々に反応していく。
「んぁっ・・・はっぁっ・・・・」
「感じやすいんだ。」
20070725082420.jpg

男が耳元で囁く。
「彼女が・・・呼んでるわよ・・・」
「そうだね・・・じゃあ、また。」
男を捜す女はいつまでもプールサイドで声を張り上げていた。
人々の注目を集め始めている。
男はまりあを離すと、女の元へ泳いでいった。

「辞めろよ、恥ずかしいだろう。」
「何処行ってたのよぉ」
まだ若い女のキンキンとよく響く声が甘えを含んでいる。
「ねぇ・・・ここ、つまんない・・・・」
言外にホテルの部屋で抱かれたいという気持ちを匂わせながら、
女が男に寄り添う。

デッキチェアに再び腰掛けようとしたまりあと
ほんの少し振り返った男の視線が絡み合う。

まりあは未遂に終わった彼との情事を少し想像して、身体を疼かせた。


テーマ : 女が書く官能小説
ジャンル : アダルト

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こんにちは。
お久しぶりです。
ここに来ての連作、少し驚いてます。
水着の写真がイイですね!これだけでお代わり三杯といった感じです(爆
梅雨明けしていよいよ夏本番ですね。
存分に楽しんで下さいませ。
ではまた。

ありがとうございます。

夏本番・・・と行けばいいのですが。笑

暑くてどうもいけません。

『熱い』方は大好きなんですけどね。 笑
プロフィール

まりあ

  • Author:まりあ
  • 普段はごく普通のOLですが、
    夜はエロ小説家気取りのまりあです。
    なかなか更新できないのですが、
    楽しんで書いていこうと思います。

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